Episode 1 「巨大ロボ起動指令」
Scene1: モニタ
電波ジャックによりモニタに映し出されるQ星人
- Q司令
- キュリオシティ全人民に告ぐ。今より30時間以内に、我々に降伏せよ。降伏を受け入れれば、火星の地下都市への移住を許可する。しかしこれを拒否した場合、または、時間内に解答を得られない場合、我々は巨大ロボによる人類皆殺し計画を発動する。繰り返す。今より30時間以内に、我々に降伏せよ。
Scene2: 司令室
カメラに向かって喋るQ星人
- Q司令
- 〜皆殺し計画を発動する。
- Q2
- はい、OKです
- Q司令
- 巨大ロボ出撃スタンバイ
Scene3: ロボ格納庫
(出動アニメ)
Scene4: 司令室
(司令は激昂して、参謀は冷静に)
- Q司令
- どうした、まだ起動しないのか?
- Q参謀
- システムは正常に作動しています
- Q司令
- どうした、パイロット、右だ、右のボタンを押すんだ。おい、聞いてるのか
- Q参謀
- 無駄です、彼は右と左の区別が分かりません
- Q司令
- ・・・はあ?
参謀の方を振り向き、間、モニタにピン合う
Scene5: 操縦室
ボケーとするパイロット
- Qパイロット
- 自分は「みぎ」というものは、まだ食べたことがありません
Scene6: 司令室
- Q司令
- なぜ、あいつがパイロットなんだ?
- Q参謀
- 訓練で一番優秀でしたから
- Q司令
- ・・・
- Q参謀
- 「ボタン」とはなにか理解出来たのは、彼だけです。それに前と後ろは理解しているはずです
- Q司令
- ・・・(きをとりなおして)状況の変化により、作戦を一部修正。(カメラ目線、ユーザーに)すみやかにヤツに右と左を教えろ。
GAME
(パイロットに右と左を教えるゲーム)
Epilogue: 司令室
(モニタ内、パイロットの指先のアップ、起動ボタンが押される)
(ロボの目玉のライト点灯、機械音鳴り響く)
(カメラ引いて、司令と参謀フレームイン)
- Q参謀
- 巨大ロボ起動します
- Q司令
- よし、これで万全だ、これより予定通り人類皆殺し計画を遂行する、上部ハッチ開け、第一目標・・・、おいどうした早く発進しろ、ハッチは開いてるぞ、上だ、上・・・
(モニタ内、パイロットアップ)
- Qパイロット
- 自分は「うえ」というものは、まだ食べたことがありません
暗転