生地は糸を織ることで作られていますが、織りと染めのどちらを先にするかによって、「織りの着物」と「染めの着物」大きく2つに分類されます。

「織りの着物」は、糸に染色をして生地の模様を織っていきます。

「染めの着物」は、白生地に模様を描いていきます。

織りの着物

・先に糸に色を付け、糸の色で模様の形に重なる

 ように織る、先染めの生地で作られます。

・生地を織る前に生地の模様などのデザインが

 必要です。

・模様によっては、1本の糸を部分ごとに何色にも

 染める必要があります。

(かすり)

染めの着物

・糸を染めずに織った生地に柄や模様を描く、

 後染めの生地で作られます。

・生地織りとデザイン(模様)決めは、別々に

 行われます。

・生地の模様は、手描きや型染めで付けられます。

小紋(こもん)