白生地として織られた生地に色柄や模様を付け、着物用の生地に仕上げます。

友禅(ゆうぜん)

・京都が発祥の染め物で、日本画のような絵柄(友禅模様)が特徴です。

・日本画のような細かい表現は、糸目置という、糊で模様の輪郭を

 防染する工程によって作られています。

・もとは手描きでしたが、後に型を使った技法も生まれました。

・発祥は京都ですが、現在は京友禅のほかにも、加賀友禅東京友禅

 あります。

紅型(びんがた)

・沖縄の伝統的な染め物で、沖縄の自然物などを

 モチーフにした独自の柄が特徴です。

・型染めの手法が主流ですが、一般的な型染めとは逆に

 型を使って模様部分を防染し、模様は手描きされます。

隈取り」と呼ばれるぼかしの技法が特徴的。

小紋(こもん)

・元は大名の裃(かみしも)用の染め物で、東京(江戸)が発祥。

 方向に関係のない模様が全体に入っています。

・型染めが主流ですが、手描き、絞り染めなどもあります。

・江戸小紋、東京おしゃれ小紋、京小紋、加賀小紋などがあります。