Episode 3 「史上最大の侵略」
Scene1: モニタ
電波ジャックによりモニタに映し出されるQ星人
- Q司令
- キュリオシティ全人民に告ぐ。ついに諸君たちの命運もつきた。我がQ星から無敵宇宙艦隊が、キュリオシティーに向けて恒星間ワープに入った。その数、百億、銀河にならぶ者無しとうたわれた最強の軍団、Q星皇帝御自ら指揮をとられての出陣だ。ははは、泣いて謝るなら今の内だ。おとなしく降伏すれば、火星の地下都市への移住を許可してやってもいい、ははははは
Scene2: 司令室
カメラに向かって喋るQ星人
- Q司令
- 〜地下都市への移住を許可してやってもいい、ははははは
- Q2
- はい、OKです
- Q参謀
- いいんですか、火星に地下都市なんて作ってませんよ
- Q司令
- かまわぬ、どうせ皆殺しだ
- Q参謀
- なるほど、さすがは司令、あたまいいですね
- アナウンス
- 無敵艦隊旗艦から通信が入っています
- Q司令
- よし、つなげ
司令、参謀「気を付け」の姿勢
モニタに映る無敵艦隊
Scene3: 無敵艦隊旗艦
- Q皇帝
- キュリオ方面隊前線基地の者たちか、ごくろうであった、くるしゅうないぞよ。きけばキュリオとやら、難攻不落の強敵、Q星きっての精鋭、ぬしらも苦戦を強いられているそうじゃが、朕が出撃するとなればもう大丈夫ぞよ。Q星に刃向かう者の末路がどんなものか、存分に思い知らせてやろうぞよ。
- Q乗組員
- 閣下、間もなく次の恒星間ワープに入ります。通信をお切り下さい
- Q皇帝
- よろしい、それでは我々が到着するまでよろしく頼むぞよ
Scene4: 司令室
- Q司令、Q参謀
- はっ、仰せの通りに、閣下
通信切れる
- Q司令
- これでキュリオシティーは我々のものだ
- Q参謀
- ついに勝利の瞬間を迎えられるのですね
- Q司令
- 既に勝ったも同然であるからして、我々前線部隊は只今より、安心して皇帝閣下の歓迎の準備にとりかかるのだ。(カメラ目線、ユーザーに)おい、おまえはティッシュで花を作れ。赤いヤツと白いヤツをだ
GAME
(ティッシュで花を作るゲーム)
Epilogue: 司令室(すっかり飾り付けられている)
- Q参謀
- 黒板の飾り付け終了いたしました
- Q司令
- 何とか閣下の到着までに間にあったな、そういえばそろそろ着く頃じゃないか?
- Q参謀
- おい、通信員、無敵艦隊の現在位置を確認しろ
- Q通信員
- 現在、キュリオシティーより20光年の座標に位置しております
- Q司令
- なに、まだそんなところなのか、おかしいな
- Q通信員
- しかも、どんどん遠ざかっています
- Q司令
- どうしたというのだ、非常事態か、閣下に連絡を取って見ろ
- Q通信員
- どうやらQ星に進路を取っているようです。何をしようとしていたか、お忘れになってお帰りになる模様です。・・・あっ、つながりました
モニタに皇帝映る
- Q司令
- (あわてて)閣下、閣下、恐れながら申し上げます。キュリオ、キュリオシティーは、いかがなされるのですか?
- Q皇帝
- (きょとんとして)おう、ぬしらか、え、なに、キュリオ・・・キュリオ? はて、朕はそのようなものはまだ食べたことがないぞよ
暗転